歯周病治療
日本人が歯を失う原因の約40%は、歯周病によるものだと言われています。消化器官の入り口である口腔内の健康を守ることは、私たち歯科医療従事者の大切な役割です。
歯を失う原因の多くを占める歯周病を適切に治療することで、5年後・10年後もご自身の歯で食事を楽しみ、全身の健康を維持できるかどうかに大きな差が生まれます。そのため、歯周病を治療し、克服することは、皆さまにとって非常に重要です。
歯周病は、健康な状態から重度歯周病へと進行し、歯を支える骨が大きく吸収されるまで、ほとんど症状が出ないことが多い病気です。そのため、医療機関を受診した時点で、想像以上に歯周組織が失われているケースも少なくありません。
歯槽骨が溶けたり、歯ぐきが出血しやすくなったりする原因は、歯周病細菌です。これらの細菌が歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)に集まることで、歯周病は発症・悪化していきます。歯石は歯周病細菌が増殖しやすい環境を作るため、確実に除去していくことが大切です。

